阪口智聡 ピンホール写真展「記憶の町 那覇」 Pinhole Photography Exhibition
2016年 06月 10日
2016年5月27日から6月9日まで、ピンホール写真の個展「記憶の町 那覇」を開催しました。
記憶の町 那覇 SAKAGUCHI Tomoaki Pinhole Photography Exhibition
沖縄戦により壊滅状態となった那覇市。近年は市街地を中心に再開発が進み、沖縄県の県庁所在地として発展しています。沖縄観光の玄関口、中継地点としての重要な役割を果たしつつも、観光産業が描く沖縄のイメージとは少し距離を置いたところにあるのが那覇市だと思います。
強烈な光と熱く湿った空気を全身で感じながら、那覇市内でも観光客が訪れることの少ない住宅地を中心に歩きました。町の風景は変わっているとしても、そこには過去から途切れることなく続いているものが、確かに存在するのだと感じました。ピンホールカメラで那覇の町を撮ることは、今この瞬間の情景を切り取ることではなく、断絶しているように見える過去と現在の光景を、まるごと暗箱に取り込む行為なのではないでしょうか。
日常の煩わしさを一瞬でも忘れ、那覇の町の路地裏をゆったりと歩いている気分を味わっていただけたら幸いです。
期 日 2016年5月27日(金)から6月9日(木)
時 間 10:00から19:00(初日は12:00から、最終日は15:00まで)
会 場 フレームマン ギンザ サロン Tel. 03-3574-1036
東京都中央区銀座5-1 銀座ファイブ2F
アクセス JR有楽町駅から徒歩5分 / 地下鉄銀座駅C1出口から徒歩1分
カメラ 穴ガメ27TA(焦点距離27ミリ、F135、穴0.2ミリ)
穴ガメ30SB(焦点距離30ミリ、F150、穴0.2ミリ)
フィルム フジPRO800、フジPRO400
2016年5月27日に始まったピンホール写真展「記憶の町 那覇」も、おかげさまで6月9日(木)の午後5時で無事に終了することができました。今回は2011年にコニカミノルタプラザで開催した「記憶の町 青梅」以来、5年ぶりの個展となりました。今回も多数の方に展示をご覧いただき、心より感謝申し上げます。
青梅と那覇に続く次の「記憶の町」はどこになるのか。写真展をやるやらないは別にして、「記憶の町」を歩く旅はこれからも続きます。
「読売新聞」5月24日夕刊の首都圏版 ぎゃらりいモール に、写真展情報が掲載されました。
「琉球新報」6月1日 「ピンホールで那覇写す」という見出しで、写真展を紹介する記事が掲載されました。
「沖縄タイムス」6月1日 「ピンホール用い那覇の記憶写す」という見出しで、同上記事が掲載されました。
「岩手日報」6月3日 「那覇の街味わい深く」という見出しで、同上記事が掲載されました。
「千葉日報」6月4日 「ピンホールで写す時間」という見出しで、同上記事が掲載されました。
「愛媛新聞」6月4日 「ピンホールで那覇活写 街の味わい自然に表現」という見出しで、同上記事が掲載されました。
「下野新聞」6月4日 「ピンホールで那覇写す」という見出しで、同上記事が掲載されました。
「東奥日報」6月6日 「針穴から捉えた那覇」という見出しで、同上記事が掲載されました。
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