【2023年6月に追記】2023年6月に、大長今パークを5年振りに再訪しました。2018年に書いたこの記事は、2023年になっても多くの方に見ていただいています。記事で書いた「大長今パークへの行き方」の内容が、5年が経過した今でも正しいのか、検証する必要があると考え、大長今パークを再訪しました。結論としては、1部の内容は書き換えが必要だということです。そこで、この5年間で変わったことが分かるように、記事の内容を訂正、削除、追加します。2023年6月の最新情報ということで、参考にしていただければ幸いです。
【2018年の記事】京畿道龍仁(ヨンイン)市にある韓国の放送局MBCの韓流史劇制作団地、
龍仁大長今パーク용인 대장금파크 (ヨンイン テジャングム パーク)に行ってきました。交通が不便なところにあるので、行くならツアーに参加するのが楽そうですが、ツアーだと滞在時間が限られたりツアー代金が高かったりするので、今回は自力で行ってみることにしました。実際に行ってみると、行き方はそれほど難しくありませんでした。写真に写っている石には、龍仁大長今パーク용인 대장금파크 韓流史劇制作団地한류 사극 제작단지 MBCと書いてあります。
ソウル市内から
大長今パーク대장금파크 (テジャングム パーク)に行くには、最初に南部ターミナル남부터미널から市外バスに乗ります。南部ターミナルは、地下鉄3号線の南部ターミナル駅の5番出口を出るとすぐ左手にあります。5番出口を出て向きを変えて少し歩くと、写真の階段が見えます。ここが南部ターミナルの入口です。
ヤクルトアジュンマの背後にあるのが地下鉄3号線の5番出口です。
階段を上がって南部ターミナルの建物に入ると、そこはレトロな雰囲気のバスターミナルといった感じです。建物に入って右に進むとチケット売り場があります。
いくつかの店があり、腹ごしらえすることもできます。
【2023年6月に追記】南部ターミナルの券売機は、2018年に使われていたのとは違うものに更新されていました。今回は券売機でチケットを買おうとしたのですが、日本発行のクレジットカードを受け付けてもらえず、窓口でもクレジットカードが使えませんでした。釜山や扶余のバスターミナルでは問題なく使えたのですが、なぜなのか理由は分かりません。他の方のブログで、南部ターミナルでクレジットカードを使った方の記事を見たことがあります。謎が残されてしまいました。
【2018年の記事】バスのチケットは券売機で買うこともできますが、
こちらの窓口に並んだほうが早そうなので、チケットは係の人から直接買いました。
大長今パーク대장금파크 (テジャングム パーク)に行くにはどうしたらいいかというと、まず南部ターミナルから白岩백암(ペガム)まで高速直行の市外バスで行きます。なので、窓口で白岩백암(ペガム)まで、と言えばチケットが買えます。窓口にあるディスプレイに行き先、チケットの価格、出発時間、乗車するホームの番号などが表示されますので、それを確認してから発券してもらいます。
これがソウル南部ターミナルから白岩백암(ペガム)までのチケットです。ソウル南部ターミナルから白岩(ペガム 백암)までの運賃は、2018年の4,500ウォンから5,300ウォンに値上がりしていました。乗り場は18番で変更はありませんでした。行きのバスは座席指定で、座席番号は12番でした。
【2023年12月に追記】ソウル南部ターミナルから白岩백암(ペガム)までのバスの運賃は、5,600ウォンに値上がりしたそうです。(読者の方から情報提供いただきました。)
18番の乗り場です。このバスの行き先は鎮川진천(チンチョン)で、白岩백암(ペガム)は南部ターミナルから3つ目で降ります。
向かって左側のバスが白岩백암(ペガム)に行くバスです。多い時間帯で20分に1本あります。
手前のバスが18番の乗り場に停まっている白岩백암(ペガム)に行くバスです。
【2023年6月に追記】今回は、高速を降りる手前のところで渋滞があり、予定所要時間の50分よりも10分ほど多くかかりました。
【2018年の記事】9時50分発の鎮川진천(チンチョン)行きのバスに乗り込みました。降りるのは3つ目の白岩백암(ペガム)です。バスは南部ターミナルを出発すると、すぐに高速道路に入り、バス専用レーンをかなりのスピードで走ります。バス専用レーンがあるので、渋滞の影響はほとんど受けません。
高速道路を降りるまではどこにも停まらず、高速を出てから田舎道を走り、3つ目のバス停で降ります。写真は、白岩백암(ペガム)のバス停です。白岩(ペガム 백암)からソウルの南部ターミナルに戻る市外バスのチケット売り場が、2018年とは変わりました。これが5年間で1番大きく変わったところです。新たなチケット売り場は、ソウルからのバスを降りたところににあるCUというコンビニで、上の写真を見ると分かるように、ソウルからのバスを降りるとすぐのところにあります。 このCUというコンビニには、ハングルで「市外バス チケット売り場 시외버스 매표소」と大きな文字で看板に書いてあります。バス停を降りて数歩で入口に到達するコンビニなので、すぐに見つかると思います。帰りのチケットは時間や座席の指定がないので、ソウルから到着したら、大長今パークに向かう前に事前購入するといいでしょう。
チケット売り場を兼ねたCUというコンビニの入り口のドアのところには、白岩(ペガム)から南部ターミナルへ行くバスの出発時間を書いた紙が貼ってあります。
上の写真の青い色が目立つ建物は、ソウルからのバスを降りたバス停とは道路を挟んで向かい側に、以前あった南部ターミナルに戻るバスのチケット売り場です。この青い色の建物は、もはやどこにも存在しないのでご注意ください。
さて、目的地は
大長今パーク대장금파크 (テジャングム パーク)です。ここからさらにマウルバスに乗って行くこともできますが、一日に9便しかないので、タクシーに乗るのが現実的です。南部ターミナルからのバスを降りたら、そのまま進行方向に向かって少し歩き、横断歩道を渡ると、農協の建物があります。
上の写真の右側にあるのが農協の建物で、その前がタクシー乗り場になっていて、客待ちのタクシーが5台くらい停まっていました。先頭に停まっているタクシーに乗り、目的地の大長今パークに向かいます。
タクシーに乗ると、10分ほどで目的地の
龍仁大長今パーク용인 대장금파크 (ヨンイン テジャングム パーク)に着きます。タクシーの運賃は10,200ウォン(実際に払ったのは10,000ウォン)でした。運転手さんの話だと、コロナ前は多くの日本人が来ていたけれど、今は少ししか来ていないとのことです。二人で来れば、ソウルの南部ターミナルから一人あたり片道10,300ウォンで来ることができます。
正面の建物で入場券を買いますが、中に入る前に、このブログ記事のタイトルが「龍仁 大長今パーク の行き方と帰り方」なので、先にソウルへの戻り方を見てみたいと思います。入場券売り場に向かって右手に、一日に9本しかない白岩백암(ペガム)に戻る小さな105番のマウルバスの乗り場があります。
午後2時発と3時40分発のバスがあるので、時間が合えばバスで戻ったほうが1,450ウォン(交通カード利用)と安いので、いいかもしれません。ただし、このバスはタクシーのように真っすぐ白岩백암(ペガム)に戻るのではなくて、あぜ道のような細い道を、あちこち寄り道しながら戻る感じなので、時間がそれなりにかかります。タクシーで戻りたい場合はどうするかというと、入場券売り場に日本語を話す女性のスタッフが一人いるので、お願いするとタクシーを呼んでくれます。入場券を買うときに、こちらから言わなくても、帰りはタクシーを呼ぶことができますよ、と言ってくれました。ただし、他のスタッフは日本語を話さないので、日本語を話す人がいないときにどうなるかは定かではありません。
帰りは、この105番の小さなマウルバスで白岩백암(ペガム)に戻ることにしました。
もう一度、バスの時刻表を見てみましょう。
大長今パーク대장금파크 (テジャングム パーク)を午後2時発のバスに乗ります。始発なので、出発時刻よりもだいぶ前から停まっていました。バスは予定通り14時ちょうどに出発し、舗装されていないあぜ道のような細い道を、あちこち寄り道しながら時間をかけて走ります。
大長今パークから白岩ターミナル(ペガムトミノル 백암터미널)というバス停までは、通常の所要時間は20分ですが、今回は道路工事の影響で22分かかりました。14時発のマウルバスが14時22分に白岩ターミナルに着き、その1分後に14時20分発の南部ターミナル行きのバスが3分遅れできました。ソウル行きのバスが遅れていなければ15時発のバスまで待たなければならなかったので、運がよかったです。
白岩(ペガム)の停留所、白岩ターミナルでマウルバスを降りたら、同じ場所にソウルの南部ターミナル行きのバスが来るので、そのまま待ちます。チケットを事前に買っていない場合は、すぐ目の前にあるCUというコンビニで買いますが、ソウルから到着したら先に買っておいた方がいいと思います。帰りのチケットは、時間や座席の指定はないので、その日のうちに乗るのであれば、事前購入可能です。
高速道路までの間にバス停が2か所あります。
高速道路まではこのような景色の道を走ります。
田園風景が楽しめます。
途中のバス停に停まったところです。こうしてみると、白岩백암(ペガム)はそれなりに大きな町と言えるかもしれません。
渋滞がなければ約1時間ほどで、多少の渋滞があっても高速にはバス専用レーンがあるので、70分ほどでソウルの南部ターミナルに戻ることができます。
MBCのドラマが撮影される
大長今パーク대장금파크 (テジャングム パーク)に、ツアーではなくて自分で行く場合のアクセスの方法、行き方と帰り方を見てきました。
ここでもう一度、入場券売り場に戻ってみたいと思います。入場料は9,500ウォンでした。年中無休で、夏季(3月~10月)は午前9時から午後6時、冬期(11月~2月)は午前9時から午後5時が観覧時間となっています。
訪れたのが平日だからでしょうか、修学旅行の学生以外の観光客は多くありませんでした。
とても広く高低差があるので、歩き甲斐があります。敷地内にはしっかり食事ができる食堂などはありませんが、カフェ太陽を抱く月카페 해품달で一休みすることができます。
カフェ太陽を抱く月카페 해품달は、敷地内の一番標高が高いところにあります。この写真の階段を上がると、
背後にはこの写真のような景色が見えます。
先に進むと、右手に見えるのがカフェ太陽を抱く月카페 해품달で、正面(写真では左手)には高麗時代の栄州浮石寺の無量寿殿をモデルとして建てられた建物があります。
石塔があったり、
左手には広報館の建物があり、
カフェの中です。外にもきれいな庭に置かれたテーブルがあります。
【2023年6月に追記】アイスカフェラテとクッキーを買って食べました。カフェラテが6,000ウォンというのはかなり高いですね。
【2018年の記事】少し暑かったので、お茶やコーヒーではなくアイスを食べました。イチゴチョコとバニラアーモンドの2個で8,000ウォン(837円)でした。アイスを食べていると、カフェのスタッフからドラマの台本を一冊持ち帰っていいですよ、と声をかけられました。
【2018年の記事】現在(2018年)NHKで放送されているドラマ、「獄中花옥중화」(「オクニョ 運命の女」=日本でのタイトル)の第3話の台本をいただきました。
「獄中花옥중화」(「オクニョ 運命の女」)の撮影で使われた朝鮮時代の円形監獄、典獄署です。
典獄署の中にも入ることができます。
「武神」の奴隷出身のキム・ジュンが最高権力者となって留まった住まい、チェ・ウの屋敷です。
「善徳女王」の撮影時に建てられ、統一新羅時代の華麗な建築様式を見られる場所、列仙閣です。
王の即位式と冊封式、華やかな宴会が開かれた空間、仁政殿です。
放送文化と歴史体験の場として、韓国ドラマが好きな人なら一度は行ってみる価値のある
龍仁大長今パーク ですが、個人で行くのは少しハードルが高そうに思えます。それでも、ツアーだと滞在時間が限られるし自分で行ってみたいという方のために、この記事が少しでもお役に立てたらと思います。
VIDEO
ピンホール写真展「記憶の町 那覇」 Pinhole Photography Exhibition 'Naha, Okinawa'
【2018年12月 大田 テジョン・ソウルの旅】
【2018年9月 バルセロナ・ジローナ・タラゴナの旅】
【2018年7月 光州・ソウルの旅】
【2018年5月 仁川・龍仁・ソウルの旅】
【2016年11月 ソウル・仁川・水原の旅】
【2018年3月 済州・ソウルの旅】