2018年9月に、8年8か月ぶりのヨーロッパ旅行に行ってきました。今回はスペインのバルセロナBarcelona、ジローナGirona、タラゴナTarragonaの3都市に滞在して、帰りは仁川で1泊するという旅程です。アシアナ航空が、2018年8月30日にバルセロナ便を初就航させるということで、記念キャンペーンを行っていたのですが、その価格を見てバルセロナに行くことに決めました。アシアナ航空なので仁川経由になります。最初の成田ー仁川は、9時発で11時30分着予定のOZ107便です。
東横イン成田空港に前泊して、6時20分発のホテルの無料シャトルバスで、成田空港第二ターミナルを経由して第一ターミナルに向かいました。所要時間は約15分です。チェックインできるのが7時、保安検査場が開くのが7時30分ということで、しばらく待ちました。アシアナ航空のカウンターはHでした。保安検査場はスターアライアンスのゴールドトラックを利用し、出国審査はすぐに終わりました。出発ゲートの33番に近いユナイテッド航空のユナイテッドラウンジで朝食を済ませました。OZ107便はA321-200という通路が1本しかない小さな機材のためか、搭乗開始は出発予定の25分前からでした。入口は1か所なので、ビジネスもエコノミーも同じところから搭乗です。
今回座った通路側の3Hの座席です。ビジネスクラスは通路を挟んで横2-2の縦3列で全12席、エコノミークラスは横3-3です。
横幅は特に狭く感じませんが、シートピッチが国際線のビジネスクラスとしては最も狭いのではないでしょうか。
ウェルカムドリンクはオレンジジュースか水です。短距離路線のため、スリッパ以外のアメニティーはありません。
最後列の3列目から前方を見たところです。シートピッチが狭いので、窓側の席から通路に出るのは大変そうです。一人旅で隣が空席でない場合は、結構きついかもしれません。
エンターテイメントのコントローラーは、意外と使いやすかったです。
飛行時間が短すぎて、映画1本を最後まで観るのは難しいですね。
リクライニングのコントロールは、あまりにシンプルである意味使い勝手が良いといえるかもしれません。
席が最後列だったため常にリクライニングした状態で問題なかったのですが、最前列と2列目に座っている人は、後ろの席の人に配慮して、食事の時にリクライニングを元に戻すように言われていました。
飛行経路などが分かるエアショーは、プログラムが何種類もある最新のものが導入されていました。帰りのバルセロナから仁川まで乗ったB777-200の古いタイプのビジネススマーティウムは、このエアショーが1種類しかありませんでした。
アシアナ航空のA321-200のビジネスクラスは、目的地が韓国だったら大外れということになると思いますが、今回は乗継便なので、次の便に期待しましょう。
機内食は、洋食のメインが洋風牛肉の蒸し物(クランベリーソースを添えて)です。
そして韓国食のメインは鶏肉の五穀粥で、こちらをいただきました。
このお粥、ネット上ではあまり良い評判を目にしませんが、美味しくいただきました。
これは何だったか覚えていません。
フルーツは4種類でした。
このキムチはしっかりとした味でおいしかったです。やっとアシアナ航空のビジネスクラスでグアバジュースを飲むことができました。7月に乗ったときは、メニューに書いてあるにもかかわらず、成田ー仁川の往復ともグアバジュースはありませんでした。
食後に気づいたのですが、こんなものが隠れていました。
トイレに歯磨きセットがあるのはいいですね。
アシアナ航空OZ107便は、11時14分に着陸し、予定通り11時30分に仁川空港1ターミナルのゲートに到着しました。アシアナラウンジに寄ろうと思っていたのですが、時間がなかったので次のバルセロナ行きOZ511便のゲートに直行しました。
仁川からバルセロナまでのフライトは、アシアナ航空OZ511便で、機材はB777-200ERでした。成田ー仁川で乗ったOZ107便のA321-200とは違い、大型機のため入口は2か所あります。
仁川空港1ターミナルの39番ゲートから出発です。
今回乗ったアシアナ航空のバルセロナ便は、2018年8月30日に初就航ということなので、まだ1か月も経っていません。
アシアナ航空のB777-200ERのビジネスクラスは、ビジネススマーティウムという座席で、横1-2-1の配列です。今回は二人旅だったのですが、行きは窓側の席を、帰りは真ん中の2つ並びの席を予約しました。
真ん中の2つ並びの席は、隣の席が離れている列と、すぐ隣り合っている列が1列おきに交互に配されています。
窓側の5Aの席です。この席だと通路にすぐ出ることができますが、窓が遠いですね。
同じく窓側の1つ後ろの席です。今回はこの6Aの座席に座りました。この席は窓が近く、通路からは少し離れています。
座席にはあらかじめペットボトルの水、ヘッドセット、ロクシタンのポーチに入ったアメニティーとスリッパが用意されていました。ペットボトルを立てて置けるようになっていますが、帰りの便で乗った同じB777-200ERのビジネススマーティウムは行きの便と仕様が異なっており、ペットボトルを立てておけないので横に寝かせてありました。行きの便では気づかなかったことですが、同じビジネススマーティウムでも新旧のタイプがあり、古いタイプだとモニター画面が小さくて画質の劣るタッチパネルでないものが使われていたりします。
2018年7月に乗ったアシアナ航空のA380では、座席と窓の間に空間があり、小さな荷物を入れられるようになっていました。B777-200ERは、A380に比べると狭く感じますが、それでも十分なゆとりがあります。布団と枕は最初から置いてありました。
仁川発バルセロナ行きのOZ511便の出発予定時刻は12時45分ですが、機体がゲートから動き始めたのは13時3分でした。ところが、動き始めたと思ったらすぐに停まってしまい、39番ゲートに引き返しました。詳しい説明もなく、予定よりも2時間5分遅れて14時50分に再び39番ゲートを離れました。離陸したのは15時6分です。どうやら具合の悪い人がいて引き返したということのようです。写真は、アシアナ航空のA380です。大きくて迫力があります。
最初の機内食はコースで提供されました。最初に出てきたのがチーズとチェリートマトです。
Canape: Mozzarella Cheese & Cherry Tomato Skewer
次に出てきたのが真空調理法によるロブスターの尾の身のサラダです。
Appetizer: Sous Vide Lobster Tail Salad
次はセロリのクリームスープです。
Soup: Celeriac Cream Soup
洋食のメインは真空調理法による鶏のむね肉です。
Main Course: Sous Vide Chicken Breast with Mushroom Cream Sauce
マッシュルームのクリームソースがかけてあります。
モニター画面が大きくて見やすく、エアショーも何種類かあって楽しめました。
メインの後はチーズとデザートワインです。
Cheese: Tete de Moine, Gruyere, Stilton
デザートはアップルケーキとコーヒーです。
Dessert: Apple Cake
テーブルが大きいので、パソコンを置いても余裕があります。
日本からヨーロッパ便に乗ると、2回目の食事は到着が近くなってから出ることが多いと思いますが、仁川から乗ったアシアナ航空のOZ511便では、もう出るのかと驚くほどあまり間を置かずに出てきました。
写真だとポテトがやたら目立ちますが、卵料理も量はしっかりありました。
機内の照明が消えて暗い中、紙の箱を見てもしかしてアイスクリームかと思ってもらったら、チキンブリトーでした。アイスクリームの提供がないのは残念です。
バルセロナ空港には20時25分に着陸、30分にはゲートに着きました。到着予定時刻は18時55分なので、2時間半の遅れでした。審査官には日本語で質問されましたが、入国審査はあっという間に終わりました。
【2018年9月 バルセロナ・ジローナ・タラゴナの旅】
【2018年7月 光州・ソウルの旅】
【2018年5月 仁川・龍仁・ソウルの旅】
【2016年11月 ソウル・仁川・水原の旅】
【2018年3月 済州・ソウルの旅】