金海(キメ 김해)で伽耶の歴史散策(1)の続きです。2019年9月、釜山の沙上(ササン 사상)から釜山金海軽電鉄부산김해경전철に乗って博物館駅で降り、金海市を観光をしてきました。台風17号が釜山に来る二日前のことです。金海といえば釜山の空の玄関の金海空港しか知りませんでしたが、かつて伽耶のあったところです。前回の(1)の記事では、国立金海博物館국립김해박물관、首露王妃陵(スロワンビルン 수로왕비릉)、金海郷校김해향교を訪れましたが、今回の(2)では、首露王陵(スロワンヌン 수로왕릉)、大成洞(テソンドン 대성동)古墳博物館などを紹介します。
上の写真は、首露王陵(スロワンヌン 수로왕릉)の入口前にあった巨大な空気人形です。右手奥に見えるのが首露王陵の入口、崇化門です。
金海(キメ 김해)を訪れた日がちょうど 2019金海 文化祭 夜行 の開催日でした。
昔風の衣装や道具を無料で借りることができるみたいです。
首露王陵(スロワンヌン 수로왕릉)には、この崇化門から入ります。広大な敷地の首露王陵ですが、入口が一か所なので、たどり着くのに時間がかかりました。
首露王陵(スロワンヌン 수로왕릉)は、無料で観覧することができます。
門を入ると、金海文化財夜行文化祭と書いてありました。あちこちに準備をしている人がいました。
奥に首露王陵が見えてきました。
首露王陵(スロワンヌン 수로왕릉)は、金官伽耶を建国したといわれる首露王(スロワン 수로왕)の王陵です。
直径22m、高さ約5mの円墳で、史跡第73号に指定されています。
首露王陵の周辺を歩くと、上の写真のような古い建物もあれば、
この写真のようにお洒落なカフェもあります。
首露王陵(スロワンヌン 수로왕릉)の見学を終えて、次は大成洞(テソンドン 대성동)古墳群と博物館に向かいます。上の写真は、大成洞古墳群の一画です。
大成洞古墳群は、丘のようになっています。
大成洞古墳群からは、金海(キメ 김해)市内がよく見えます。大成洞(テソンドン 대성동)古墳群の史跡指定区域は、1990年6月から2014年10月まで、慶星(キョンソン)大学と大成洞古墳博物館により、9回にわたる発掘調査が行われました。
大成洞古墳群からは、釜山金海軽電鉄と博物館駅が見えます。
大成洞(テソンドン 대성동 )古墳博物館 Daeseong-dong Tombs Museum の建物です。
大成洞(テソンドン 대성동 )古墳博物館に入りました。入館料は無料です。
大成洞88号墳の木槨墓を復元した展示です。
出土した馬具の展示です。
大成洞古墳群の発掘調査で確認された墓は計304基で、支石墓、甕棺墓、木棺墓、木槨墓、竪穴式石槨墓、石室墓など、多様な形式が確認されています。
大成洞(テソンドン 대성동 )古墳博物館の展示は、1)金官伽耶を支配した王たちの死後の安息の地、大成洞古墳群、2)九干社会と首露王以前の墓、3)王の墓、世に姿を現す、4)金官伽耶の知られざる物語、から成っています。
大成洞古墳の殉葬を再現した展示です。
ちょっと怖い展示もありました。
出土した人骨を元に絵を描いたようです。
大成洞古墳群が位置する丘陵は、エグジ 애구지と呼ばれています。小さな亀旨峰(クジボン 구지봉)または第2の亀旨峰という意味で、亀旨峰とともに金官伽耶の人々がここを聖なる場所として認識していたと推定されます。
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