2019年12月のソウル旅では、2000年12月以来19年ぶりに市庁の近くにあるニュー国際ホテルに泊まりました。2019年に出来たばかりの敦義門(トニムン)博物館村돈의문박물관마을がホテルから歩いて行けるところにあるので、行ってみました。この日は気温が低く寒かったのですが、晴れていたため都会の風景を眺めながら気持ちよく歩くことができました。
上の写真のバス停は、古くて倒れかけているわけではありません。
敦義門博物館村は、ソウル歴史博物館の隣にあります。ソウル歴史博物館には2017年8月にも来て写真をたくさん撮ったのですが、このブログにはそのときの記事を書いていませんでした。それはさておき、ソウル歴史博物館の敷地には、ソウル市内を1930年から1968年まで走っていた、日本車輛製造で製造された路面電車が展示されています。
敦義門博物館村돈의문박물관마을 Donuimun Museum Villageは、セムナン새문안と呼ばれた地域を、元からあった建物を生かす形で再生して博物館にしたもので、敷地内には敦義門展示館もあります。
三叉路理容院삼거리이용원です。中に入ってみます。
理容院の店内には、昔懐かしい自転車と公衆電話がありました。
なぜだか、2004年制作の「大統領の理髪師」という、ソンガンホ主演の映画を思い出しました。
道具も置いてあります。
理容院の隣には西大門写真館서대문사진관があります。敦義門(トニムン)の別称は西大門(ソデムン)です。門は日本の植民地時代に撤去されて残っていません。
写真館には大判カメラが置いてあります。
1924年に創業、2013年に廃業した山崎工学研究所のCONGOコンゴーというレンズです。
1970年代と80年代の映画のポスターです。
奥の建物は、1階がコンピュータゲーム場で、2階が漫画喫茶です。
2階の漫画喫茶です。
懐かしい扇風機があります。
漫画喫茶には、日本の漫画もたくさんあります。
漫画喫茶のある建物を出て、民家に入りました。案内スタッフの女性が、親切に説明してくれました。
立体的な壁画です。
独立運動家の家にも入りました。
敦義門博物館村돈의문박물관마을 Donuimun Museum Villageには、敦義門展示館돈의문전시관 Donuimun Museumがあります。
敦義門展示館は2000年代後半までセムンアン村の飲食店として使われていた建物を活用し、新たに文化施設として整備した博物館です。1960年代に住宅として建てられたこれらの建物は、1990年から近年に至るまでイタリアンレストラン「アジオ(AGIO)」と韓定食店「韓井(ハンジョン)」として使われていました。その後、建物本来の空間秩序を保ちつつ、安全性を高めるために補強工事を行い、展示空間として再生しました。
「アジオ」と「韓井」では、漢陽都城、慶熙宮の宮墻、そしてセムンアン路として区画整理されたセムンアン村を中心に、土地の歴史とそれを構成する道や建築物、そしてここに暮らした人々の物語を紹介しています。遺構展示室では慶熙宮の宮墻の発掘現場をそのままの姿で保存し、ダイナミックな展示・教育を行っています。敦義門を中心とした地域の歴史と文化、そして生活の記憶を体感できる施設です。(敦義門展示館の案内冊子より)
真冬だと建物の中にいても冷えるので、暖かいときにもう一度訪れてもう少し時間をかけて見学したいと思います。
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